「ぐんま学び支援給付システム」がすごい……。

「また封筒に入れて郵送しなきゃいけないのか…」

娘の高校入学を控えた初春のこと、私はダイニングテーブルで山のような書類と格闘していました。制服代、教科書代、通学定期…。計算機を叩くたびに胃がキリキリする。正直なところ、家計はかなり厳しい状況でした。

そんなとき、学校から配られた一枚のチラシに目が留まったんです。「奨学のための給付金」という文字。QRコード付きで、なんだか今どきっぽい。

「マイナンバーカードで申請完了って…マジで?」

思わず声に出してしまいました。まさか、あの面倒くさい給付金の申請が、スマホ一つで終わるなんて。でも、本当にそうなら、これは革命ですよね。正直、半信半疑でした。

そもそも「ぐんま学び支援給付システム」って何なの?

落ち着いて調べてみると、これ、めちゃくちゃ大事な制度だったんです。

群馬県教育委員会の公式ページによると、「ぐんま学び支援給付システム」というのは、群馬県が用意した奨学のための給付金をオンラインで申請できるシステムのこと。要するに、給付金そのものの名前じゃなくて、申請するための「仕組み」の名前だったんですね。

で、肝心の給付金なんですが、これがまたありがたい制度で。

群馬県の説明を読むと、「すべての意志ある高校生等が安心して教育を受けられるよう、低所得世帯における授業料以外の教育費を支援するため、返済不要の奨学のための給付金を給付しています」とのこと。

返済不要。この四文字、どれだけ心強いか…。

授業料以外って、具体的に何が対象なの?

ここがポイントなんですが、この給付金は「授業料以外の教育費」が対象なんです。

授業料は別に、高等学校等就学支援金という制度があって、そっちでカバーされてます。だから、今回の給付金は、それ以外にかかるお金…例えば教科書代とか、制服代とか、修学旅行の積立金とか、通学定期代とか。そういう「地味に痛い出費」をサポートしてくれるわけです。

正直、授業料だけ免除されても、それ以外の費用がきつくて結局学校に通えない、なんてことありますもんね。ちゃんと分かってるじゃん、県の人たち。と、少し見直しました。

いくらもらえるの?金額の話をしよう

お金の話は大事です。遠慮なくいきましょう。

群馬県の公式ページに掲載されている給付額は、世帯の状況によって変わります。

国公立高校の場合、こんな感じです。

  • 生活保護(生業扶助)を受給している世帯:年額32,300円
  • 住民税の所得割が非課税の世帯:全日制・定時制で年額143,700円、通信制で年額50,500円

私立高校の場合は別のページに詳細がありますが、金額はもう少し高めに設定されています。

年額143,700円って、月で割ると約12,000円。これ、マジでありがたいですよ。制服代の足しになるし、教科書代にもなる。部活の用具だって買える。

ただ、注意してほしいのは、この給付金は「就学支援金の受給資格がある」ことが前提条件なんです。だから、まず就学支援金の申請をしっかりやっておく必要があります。

で、誰がもらえるの?対象者の話

ここが一番気になるところですよね。自分は対象なのか、どうなのか。

群馬県の説明によると、基本的に以下の条件を全部満たす必要があります。

  1. 7月1日時点で、群馬県内に住んでいる保護者であること
  2. 子どもが公立高校、公立中等教育学校の後期課程、または国立高専に在籍していること(休学中は除く)
  3. 生活保護を受給しているか、住民税の所得割が非課税であること
  4. 子どもが就学支援金の受給資格を持っていること

ちなみに、住民税の所得割が非課税っていうのは、簡単に言うと「収入がかなり低い世帯」ということです。具体的な金額は家族構成によって変わるんですが、例えば夫婦と子ども2人の4人家族なら、年収271万6千円未満くらいが目安、みたいな感じですね。

あと、家計が急変した場合…例えば親が失業したとか、離婚したとか、そういう場合も対象になることがあります。これ、意外と知られてないんですが、かなり重要なポイントです。

申請の期限とか、いつまでにやればいいの?

ここ、めっちゃ大事なんで強調しておきます。

群馬県の公式ページによると、通常の申請期限は「9月30日」です。

7月1日が基準日で、7月3日以降から申請できて、9月30日が締め切り。このスケジュール、ちゃんと覚えておいてください。

私、最初この期限を見落としそうになったんですよ。夏休みでボーッとしてたら、気づいたら9月末…みたいなこと、普通にありえますよね。だから、7月に入ったらすぐ動くのがベストです。

ただし、家計急変の場合は随時受け付けているみたいなので、急に状況が変わった人は焦らなくても大丈夫そうです。

マイナンバーカードでの申請、本当に簡単なの?

さて、ここからが本題です。「ぐんま学び支援給付システム」の真価が問われる瞬間。

群馬県の操作ガイドを見ながら、実際に申請の流れを確認してみました。

まず、学校から配られるチラシに載っているQRコードをスマホで読み取ります。検索エンジンで適当に探してアクセスしちゃダメ、って書いてあるんです。なんでも、検索でたどり着いたURLだと申請できない仕組みになってるらしい。セキュリティ対策なのかな。

QRコードを読み取ると、「ぐんま学び支援給付システム」の申請サイトに飛びます。そこでマイナンバーカードをスマホにかざして、本人確認。マイナポータル経由で、税情報とか自動で取り込んでくれるんです。

「え、税情報も自動?」

正直、ここで驚きました。今までって、市役所に行って課税証明書をもらって、コピーして…みたいな作業が必要だったじゃないですか。それが全部スキップできる。これ、本当に楽です。

ただし、注意点があって。

父母の両方のマイナンバーカードが必要なんです。片方のカードが使えない場合は、紙での申請になっちゃう。離婚してて片親だけの場合とかは大丈夫なんですが、父母が揃ってるのに片方のカードがない、みたいなケースだと、結局従来の紙申請になります。

紙での申請もできるけど、正直面倒…

オンライン申請ができない人は、従来の紙での申請も可能です。

必要書類を揃えて、群馬県教育委員会に直接郵送するスタイル。学校には出さないで、県庁に直接送るっていうのがポイントです。住所は「群馬県前橋市大手町1-1-1 群馬県庁24階 管理課支援助成係」です。

必要な書類は、申請書、課税証明書、在学証明書など。生活保護を受けている場合は、生活保護受給証明書も必要。家計急変の場合は、さらに給与見込証明書とか、失職を証明する書類とかも要ります。

いや、もうこの時点で面倒くさいでしょ。マイナンバーカード持ってる人は、絶対オンラインの方が楽です。

システムのトラブルあるある、私もハマった

ここで、実際に申請してみて困ったこと、いくつかシェアします。

群馬県のQ&Aページに書いてあったんですが、スマホの予測変換で、勝手に違うURLに飛んじゃうことがあるんですって。特に「端末購入支援金」のサイトと間違えやすいらしい。

私も最初、なんか違うページに飛んで「あれ?」ってなりました。焦って、ブラウザのタブを全部消して、もう一回QRコードから入り直しましたよ。

あと、申請が完了したと思い込んで、実は途中で止まってる人が結構いるみたいです。Step1でマイナンバーカードを読み取って終わり、じゃないんですよね。ちゃんと最後まで進めて、「申請完了」の画面が出るまでが申請です。途中で画面を閉じちゃったら、申請されてませんから。

審査はいつ始まって、いつお金がもらえるの?

これもよく聞かれる質問ですよね。

群馬県のQ&Aによると、審査は10月以降に始まるそうです。

「えっ、7月に申請したのに10月まで待つの?」

って思うかもしれませんが、これ、就学支援金の審査が先に完了しないと、この給付金の審査ができない仕組みになってるんです。だから、早めに申請しても、審査開始は10月から。

ただし、家計急変の場合は別扱いで、随時審査してくれるみたいです。

給付のタイミングは…正直、県の審査スピード次第なんですが、おそらく年末から年明けくらいには振り込まれるんじゃないかと思います。初回はちょっと時間かかるかもしれませんね。

実は私立高校も対象、でも窓口が違う

ここまで国公立の話をしてきましたが、実は私立高校にも同じような制度があります。

私立の場合、給付額は国公立より高めに設定されてるんです。例えば、非課税世帯で全日制に通ってる場合、年額152,000円。通信制でも52,100円。

ただし、申請先が違います。私立の場合は「群馬県生活こども部私学・青少年課」が窓口です。システムも違うみたいなので、私立高校に通う予定の人は、そっちのページをチェックしてください。

この制度、実はめっちゃ大事な話なんです

ここまで読んで、「ああ、群馬県の給付金ね、ふーん」って思った人、ちょっと待ってください。

これ、すごく大事な話なんですよ。

高校進学って、今の時代ほぼ当たり前になってますよね。でも、当たり前だからこそ、行けない子がいるっていう現実が見えにくくなってる。制服代、教科書代、通学費…全部合わせたら、結構な金額になります。

文部科学省のページを見ると、全国の都道府県で同じような制度があることがわかります。でも、知らない人、意外と多いんです。

「うちは該当しないだろう」って思い込んで、調べもしない人。 「手続きが面倒そう」って諦めちゃう人。

そういう人たちに、この記事が届けばいいなって思います。

申請しないのは、もったいない

年額143,700円ですよ。

これ、諦めちゃうの?って話です。

スマホで10分もあれば申請できるのに、「面倒だから」って理由で諦めるのは、本当にもったいない。10分の作業で、年間14万円以上もらえるんです。時給換算したら…いや、計算するのやめましょう。とにかく、やらない理由がないです。

マイナンバーカードを持ってない人は、これを機に作るのもアリだと思います。今後、行政手続きってどんどんデジタル化していくでしょうし。

家計が急に苦しくなった人へ

最後に、家計急変の制度について、もう少し詳しく。

親が失業した、病気で働けなくなった、離婚した…そういう「突然の変化」があった場合、家計急変として申請できます。

群馬県のページによると、令和7年1月1日以降に家計が急変した世帯が対象です。定年退職とか、産休・育休みたいな「予定されてた収入減」は対象外なんですが、予期せぬ失職とか、災害とか、そういう場合は該当します。

この場合、給与見込証明書っていう書類を雇用主に書いてもらう必要があります。失業して収入がゼロになった場合は、申立書を出します。

正直、こういう状況って、精神的にも余裕がないと思うんです。でも、だからこそ、こういう制度があるってことを知っておいてほしい。

まとめ:7月になったら、とりあえず動こう

長々と書いてきましたが、結局のところ、言いたいことはシンプルです。

7月になったら、とりあえず群馬県のページをチェックして、自分が対象かどうか確認してみてください。対象っぽかったら、学校からもらったチラシのQRコードを読み取って、申請してみてください。

マイナンバーカードさえあれば、スマホで完結します。

課税証明書を取りに行く必要もないし、郵送する必要もない。これ、本当に革命的だと思うんですよ。

「デジタル化」とか「DX」とか、難しい言葉が飛び交ってますが、結局のところ、こういう「実際に役立つシステム」が増えていくことが大事なんだと思います。

群馬県の「ぐんま学び支援給付システム」、使ってみる価値、ありますよ。


参考リンク

  1. 群馬県国公立高等学校等奨学のための給付金制度について
  2. 「ぐんま学び支援給付システム」操作方法・Q&A
  3. 群馬県私立高等学校等奨学のための給付金制度について
  4. 高等学校等就学支援金(公立)
  5. 高校生等を対象とした就修学支援制度について
  6. 文部科学省 高校生等奨学給付金
  7. デジタル庁 マイナポータル
補助金等