最大2,000万円、もらえるかもしれない。
今月、ある「お金をもらえる制度」の申請受付がひっそりと始まりました。
知っている人は申請して、知らない人は何も受け取れない。そういう類のお金です。金額は、条件によって異なりますが、最大2,000万円。これが「もらえる」お金だというのですから、知らないままでいるのはあまりにもったいない。
テレビや新聞で大きく報じられているわけでもなく、SNSで話題になっているわけでもない。それでも毎年、この制度を活用してしっかりと恩恵を受けている人たちがいます。知っているか知らないかだけの差で、受け取れるお金が何百万円も変わってくる。そう考えると、「自分には関係ない」と読み飛ばしてしまうのは、少しもったいない気がしませんか。
対象となるのは、技術力の向上に取り組もうとしている人、新しいシステムを導入したい人、外部の専門家の力を借りたい人、展示会に出てみたい人――つまり「何か新しいことに挑戦しようとしている人」です。特別なスキルも、難しい資格も必要ありません。「やってみたい取組がある」それだけで、話を聞きに行く資格は十分にあります。

かかった費用の3分の2が補助される仕組みで、自己負担は残りの3分の1だけ。たとえば300万円の投資をしようとしているなら、そのうち200万円が補助されるイメージです。「お金がないからできない」を「お金をもらいながらやれる」に変えてくれる制度です。
しかも対象となる経費の範囲が広い。機械や工具の購入費、外部への委託・加工費、専門家を招いての技術指導費、特許などの産業財産権の出願費用、展示会への出展費用や広告費まで含まれます。「自分の取組はどうだろう」と思ったら、まず確認してみることをおすすめします。
⚠️ 申請は4月8日まで。締切は待ってくれません。

まず、無料の説明会があります。
3月10日(火)14:00〜 千代田区(定員100名) 3月18日(水)14:00〜 昭島市(定員50名)
どちらも定員に達し次第、受付終了。「あとで申し込もう」は危険です。説明会では制度の詳細はもちろん、申請書の書き方のポイントなども案内してもらえます。「自分が対象かどうかわからない」という段階でも、まず足を運んでみることをおすすめします。
説明会に参加できなくても、電話での個別相談も受け付けています(平日9:00〜17:00)。申請の準備や書類の確認など、プロに直接聞ける機会はなかなかありません。まずは話を聞くだけでも構いません。
そして申請書類の提出期限は、4月1日(水)〜4月8日(水)消印有効。郵送のみの受付となっており、持参やメール、宅配便では受け付けてもらえません。書類の準備には時間がかかることもあるので、説明会への参加はできるだけ早めに動くのが得策です。この期間を逃すと、次の募集まで待つことになります。
「急いで動く理由なんてないだろう」と思う方もいるかもしれませんが、書類を集め、内容を整理し、申請書を仕上げるまでには思った以上に時間がかかるもの。3月の説明会から逆算すると、今すぐ動き始めてちょうどいいくらいのスケジュール感です。
で、実際に誰がもらえるの?
ここまで読んで「私も対象かも」と思っていた方、少しだけ確認してください。
この制度、対象となるのは東京都内で事業を営んでいる方です。個人事業主も対象に含まれますが、2年以上継続して事業を行っていることが条件となります。
さらに詳しく言うと、大手メーカーなどの発注元から仕事を受けて製品やサービスを提供している、いわゆる「受注型」の事業を行っている方が主な対象です。最終的な消費者に直接届ける商品やサービスではなく、企業間のビジネス(BtoB)の中で技術や製品を提供している方、とイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
自社の技術力を上げたい、新しい取組で仕事の幅を広げたい、受注をもっと安定させたい――そういう思いを持ってビジネスをしている方に向けた制度です。「うちは小さすぎて無理だろう」と思わず、まずは問い合わせてみてください。小規模な事業者向けの区分もしっかり用意されています。
申請・問い合わせは東京都中小企業団体中央会支援事務局(📞 03-6278-7936)へ。
「自分は対象かな?」という段階でも、相談してみることを強くおすすめします。知っているか知らないかで、この春の選択肢がまったく変わってくるかもしれません。